うつ治療の申し込み【気づきにくいのでサインを見過ごさない】

診察室

心の病気を疑う

うつをはじめとした精神疾患は自己判断できる病気ではありません。精神科・心療内科を受診し、専門家の正しい判断のもと治療を行いましょう。また、精神疾患の治療に対する多くの経済的な支援制度があります。上手に活用しましょう。

看護師

もしおかしいなと思ったら

もし抑うつの症状などが出てきた場合、出来るだけ早く精神科や心療内科に行って治療を受けることが大切です。相場としては初診で6000円程度、再診で3000円程度掛ってしまいますが、しっかり通うことで症状の改善を図ることが出来ます。

聴診器

同じ病でも種類があります

うつ病にはさまざまな種類や症状があり、それぞれ治療も代わってくるため気をつけなければなりません。そのためにも病院選びは大事なこととなり、患者の話にしっかりと耳を傾けてくれる相性の良い医師を見つけることが大切です。

病気と判断する難しさ

男性

根気よく付き合う

うつ病は病気自体の中身は昔と変わらないものの、その外見つまり症状が時代とともに変化しています。新型の場合、比較的若者に多く見受けられるため、現代病であると軽視されがちなので注意が必要です。近年、うつ病だと診断されている7割から8割にあたるのが、この新型のケースですので、従来型とは違う特徴があることを理解しておくことが大事です。新型うつ病の特徴の一つに多少活発だという程度の躁状態を持ち合わせたものがあります。従来型とは違い、このように活発に動くこともできることから見過ごされてしまいがちです。近年、よく見られるのは、少し元気な程度の躁状態の後にうつが続くケースです。一見、うつを繰り返しているようにみえる双極性II障害に該当します。また、新型のもう一つの特徴として不安症状が強い傾向にあります。従来型にも不安な症状はありますが、他人に対して申し訳ないことをしたなど自責の念や絶望感につながっているものがほとんどです。しかし、新型の場合、あまり深く考えることなく発作的、衝動的に自責の念や絶望感を抱くことが多く、その背景には非常に強い不安が隠れているとも言われています。従来型と比べても周囲が気づきにくいのでサインを見過ごさないようにすることが大事です。新型の場合は治療が非常に難しく、従来の薬とは異なるものを使用していくことになります。軽度の躁状態があるというのは、本人が気づくことは難しく、医師もそう判断できるまでに時間がかかることもあり、単なる診察だけでは見抜けないこともあります。基本的に精神疾患に関しては病名が確定するまでに時間がかかることも多いです。治療の流れの中で判断されることもあるので、一度病院にいって診断名がつかなくてもそう不安になることはありません。新型うつ病であっても判断が難しい場合には、最初に休養な投薬などの治療が行われますが、あまり効果が得られない場合には、職場復帰のための準備やトレーニングを行うリワークプログラムに参加することもあります。ここでは当人の言動などを医師が見ることができるので、軽度の躁状態があるかどうかを容易に確認可能です。そして、他罰性の強い新型うつ病の場合には、アスペルガー症候群など発達障害であることも多いです。アスペルガー症候群が絡んでいる場合は、コミュニケーション能力に障害を抱えているので、企業組織の中で自分のストレスの要因をうまく消化していくことができません。周囲の人たちと話し合って上手に乗り越えたり、解決したりするのが苦手な上、何より本人にコミュニケーション能力が低いという自覚がないわけです。そのため、さまざまな心理療法と組み合わせながら進めていくことがほとんどです。治療は長期化するケースも多く、ゆっくりと改善していく傾向にあります。精神科における治療というのは、一枚の絵を描くようなもので、いろいろな画材を揃えて、どれを使うか、どんな色にするか、あるいは配色に組み合わせはどうするのかという具合に治療内容が決められていきます。さらには、本人が望むようにするために様々な工夫がなされますが、いずれにせよ、出来栄えの良い絵を描こうと考えれば、時間と根気がいるわけです。しかし、工夫をしても、新型うつ病の患者に多い、子どもや若い世代の場合、どうしても受診したがらないこともあります。そのため、通院を続けるモチベーションを維持できるような精神療法がおこなわれることもあります。