うつ治療の申し込み【気づきにくいのでサインを見過ごさない】

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心の病気を疑う

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病院を活用しよう

精神疾患の代表であるうつという言葉は身近になりましたが、その言葉の意味の正しい理解が進んでいるとは未だ言えないのが現状です。特に、うつの多くは症状がはっきり目に見えるものではないため、症状自体の辛さだけでなく周囲の理解を得られない不安から人知れず苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。そんな長らく心の不調に苦しんでいる方は一度、精神科・心療内科を受診し、治療してみることをおすすめします。その1番の理由は、うつをはじめとした精神疾患は自分が病気であるかを自己判断できる病気ではない、という点にあります。ちまたにはうつかどうかセルフチェックできるテストがたくさんあります。ただし、これらはいずれも何点以上なら病気であると単純に判断するものではありません。あくまでその傾向があることを確認するためのテストです。最終的なチェック結果の意味づけは、専門家である医師と話し合わなければ結論付けることができません。心の不調を感じたときには自分が今どういう状況なのか正しく理解するためにも、精神科・心療内科を上手に活用することが重要です。その際、診断された病気の種類によっては、薬を服用することで簡単に治療できる精神疾患もあります。一方で、精神疾患でないと診断されることも大きな安心材料になるのではないでしょうか。また、診断を受けることで、専門家の目を通して自分自身の性格にどんな傾向にあるか知ることができる点も大きなメリットです。自分1人では気づけなかった自分の性格への理解を深めることは、必ずこの先の生きやすさにつながります。うつのような精神疾患にかかってしまった場合、多くの方は仕事がままならなくなり働けなくなってしまいます。それによって生じる金銭面への不安は、更にうつを加速させ悪循環に陥ってしまう方が多いことが知られています。そんな方に知っておいていただきたいうつをはじめとした精神疾患の治療を経済的に支援してくれる制度がいくつかあります。まず最も代表的なものとして、精神通院医療費の公費負担にあたる自立支援医療という制度があります。これは、精神疾患があり継続的な通院が必要な人に対してその通院にかかる医療費負担が原則1割に軽減される制度です。一般的な成人の自己負担は3割なので、この支援により負担を大きく軽減することができます。また、高額療養費制度と呼ばれる上限金額を超えた高額な医療費を支払った際、その超過分を払い戻せる健康保険制度も知っておくべき制度です。この制度は、知らないで申請しない限り基本払い戻しは行われません。また、入院など、事前に高額な医療費がかかることが分かっている場合、事前申請することで上限金額以上の請求を防ぐことができます。なお、その際の自己負担上限額は年齢や所得によって計算方法が異なります。高額な費用がかかった際には自分に合った条件で計算してみることをおすすめします。更に、お住まいの都道府県によっては心身障害者医療費助成制度と呼ばれる各自治体が設定した助成制度がある場合もあります。受けられる経済的支援をしっかり受け、経済的な不安のできるだけ小さい治療を行いましょう。